(元)吹奏楽部顧問の徒然草(仮)

音楽や教育、ゲームなどをつれづれと

追いコンの話

実は3月9日(ミクの日)にVOCALOIDの話を書いていたのですが、投稿タイミングを逸したのでまた今度に(多分8月31日かな)


そんな3月9日(ミクの日)ですが、大学時代に所属していた吹奏楽団の追いコンに参加していました。
追いコンというと「追い出しコンパ」の略が定説ですが、吹奏楽界隈ではそうでない事が多々あります。吹奏楽界隈では「追い出しコンサート」を行うことが多いです。


コンサートといっても在学生が演奏会を開くわけではなく、卒業生が演奏した曲をみんなでワイワイ演奏して楽しむといった行事です。
練習もへったくれもなく、初見で吹く人も多いため演奏レベルは決して高くはないのですが、このときは当時の思い出に耽りながら皆純粋に音楽を楽しんでいます。4年間を共にした同期、楽団で吹く最後の機会ですからね。


追いコンがてら自分のサークル生活を思い起こすと、先輩や後輩とばかり仲良くして、仲の良い同期が少なかったなぁと反省しています。楽団の人と遊ぶというと先輩と遊び、楽団の人と飲むというと後輩とサシで飲み……
定期演奏会に関わる会議をサボって先輩の家に鍋を食べにいったのはもう時効ですよね。


しかし、卒業してから、みんなで演奏会を聴いた後に飲みに行ったときなど、自分を受け入れてくれる場がある事に対するふと安心感を感じることもあります。
社会人バンドで仲良くしてくれる同期も何人もいます。
いや、同期って大事ね。マジで。


さて、今回の追いコンに話を戻しますと、今年卒業する後輩たちは自分たちが楽団のメイン学年だった時に入学してきた子たちで、色々と思い出深い代でした。
自分が迎えた後輩が立派に成長し、巣立って行く姿を見ると感慨深いです。


卒業するときに自身の楽団での活動を振り返ると、精一杯打ち込んだ人もいればそう出ない人もいるかもしれません。
前者は卒業してからも勝手に集まるし、楽しくやるだろうからどうでもいいんだけど、後者は卒業してから集まることに引け目を感じる人もいるのかなあと思います。


でも、そんなことを感じる必要って全然なくて、実は行けばいろんな仲間が迎えてくれるんですよね。青春時代を共に過ごした仲間って一生物です。
是非ともこの場で出会えたことを宝とし、羽ばたいて行ってほしいです。

卒業、おめでとう。